2011年の東京ＡＦＶの会は11月27日、毎度おなじみ下北沢の北沢タウンホールで開催されました。
 今年も会場内を歩き回るのに苦労するほど多くの方においでいただき、楽しい一日になったのではと自画自賛しております。
 今回の特色は何と言ってもビッグサイズ作品の勢揃いでしょう。こうして見るとまるで『巨大部門』が新設されたかのようです。

午後は小林源文先生のトーク。「資料の無い昔は97式とチハが同じである事も分からなかった」「中西立太さんのアドバイスでデザインを徹底的に勉強した」「ホビージャパンの漫画は印刷効果を試すために試行錯誤していた」「良質のアメコミを参考にしている」「最近の日本の戦いを自分なりの解釈で書きたい」など、興味深い話題が山盛りでした。

そして各賞の発表です。高レベルの作品が揃ったために投票する皆さんも一苦労だったのではないでしょうか。

大賞は市川保さん

インジェクションキット単品
1位・西堀槙さん　2位・大下周吾さん　3位・岡村哲也さん

ガレージキット
1位・大橋裕樹さん　2位・市川哲示さん　3位・中村学さん

フィギュア
1位・小沢宏樹さん　2位・木村浩之さん　3位・高野博さん

ジオラマ
1位・吉田伊知郎さん　2位・岩佐好美さん　3位・金田勝利さん

課題『女性のいるミリタリーモデリング』
1位・笠原康範さん　2位・石橋多恵子さん　3位・荒川健さん

スクラッチビルド
1位・武田康之さん　2位・新妻爾さん　3位・中野裕也さん

ヒストリカル（懐かしモノ）
1位・十川俊一郎さん　2位・三木弘治さん　3位・安井敏文さん

特別賞・渡邊鉄人さん　グレナディアモデル賞・中丸宜志さん　小林源文賞・NPGさん

アーマーモデリング賞・木村浩之さん（フィギュア2位とダブル受賞）

 皆さんそれぞれ「受賞したので妻に申し訳が立ちます」「大物をタクシーで持ってきたので運転手さんに怪しまれました」「30年ぶりの参加です」など、オモロイ一言を下さいました。

 今回は東北からいらした方や東北の自衛隊を作品テーマにした方がおられました。あらためて震災の傷跡の深さを思い、彼の地の復興を願わずにはいられません。

 さて来年の課題は『季節のミリタリーモデリング』です。春夏秋冬や劇団四季だけでなく、雨期でも乾期でも自由に拡大解釈してくださって結構ですよ！